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ティアナED 雌狐の子は、雌狐…? [編集]

;ロストール玉座

【ティアナ】
 …以上、指示したとおり
 ロセン及びリベルダムへの援助は、
 それぞれの要望どおりに実施します。
【ティアナ】
 よしなに…。

;セバスチャンお辞儀

【セバスチャン】
 かしこまりました。女王様。
【貴族】
 ティアナ様。お待ちを!
 ロストールの財政は火の車です。
 今は国内の復興を
 優先的に行うべきかと…。
【セバスチャン】
 財務長官殿!
【ティアナ】
 良いのです、
 財務長官の心配はもっともなこと。
【ティアナ】
 度重なる戦乱、内乱…
 このロストールも荒れてしまいました。
 国の財政が遍迫している事も事実です。
【ティアナ】
 でも…だからこそ
 国内の利益だけを見ていては
 ならないのです。
【ティアナ】
 ロセンもリベルダムも、
 この援助によって
 いずれ復興するでしょう。
【ティアナ】
 そうなった折、
 出来上がる強調的な国際世界において、
 このロストールが
【ティアナ】
 強い発言権を持つための、
 いわばこれは布石なのです。
【貴族】
 しかし!
 いや…分かりました。
【貴族】
 そこまでお考えなら
 申し上げることはございません。

;貴族お辞儀

【貴族】
 ティアナ様のお心に沿うよう
 努力いたします。
【セバスチャン】
 ティアナ様…。
【ティアナ】
 分かっています。
 監査の方よろしくお願いします。
【セバスチャン】
 はい。
【ティアナ】
 ふう、…雌狐の子は雌狐。
【セバスチャン】
 ティアナ様。
【ティアナ】
 分かっています。
 この道を選んだ時から
 そう言われるのは覚悟しています。
【ティアナ】
 どんなことを言われてもやり遂げるしか
 ないのですから…。

;暗転 - ティアナの部屋

【ティアナ】
 …いろいろな事があって
 …たくさんの方がわたしの周りから
 姿を消してしまった…。
【ティアナ】
 私ひとりで、
 この荒れた世界を立て直すことなんて…。
【ティアナ】  …せめて…そう、
 せめてあの方が側に
 いてくれたら…。
 そしたら私、きっと…。

;主人公裏口から登場、ティアナの背後へ

【ティアナ】
 …でもあの方も、
 もう長いこと姿を
 見せてくださらない。
【ティアナ】
 ふふ、きっと…あきれられたのね。
【ティアナ】
 それはそうだわ。
 私は…同じ女性だというのに
 …あの方の強さに頼ってばかりだった!
【ティアナ】
 いつでもどこでも守ってもらえると
 都合のいいことばかり考えていた。
【ティアナ】
 本当なら、あの方の強さの半分、
 いいえ百分の一の勇気でも
 身に着けるべきだったのに…。
【ティアナ】
 私は、現実を見ようとはしていなかった。
【ティアナ】
 だから今、
 私はその責任から逃げることはできない。
【ティアナ】
 もしも、
 もう一度あの方と出会えた時に、私は…。

;ティアナ振り返る ;主人公頷く

【ティアナ】
 …もしもう一度お会いできたら、
 今度は…今度こそはパートナーとして
 胸を張って…
【ティアナ】
 一緒に歩きたいと…
 思っていました…。
 勇気を持って…。

;主人公頷く

【ティアナ】
 …○○様!

;ティアナ寄り添い、照れる

Fin