[[エンディング一覧]]

***アスティアED 終わりの地 [#idcb5adc]

 (主人公の家にて)
 
 起きなさい、***。もう朝よ。
 
 (起きる主人公)
 
 朝ご飯が冷めてしまうわよ。
 さあ、早くしなさい、
 ***。
 
 (主人公、階下へ降りる)
 
 じゃあ、行くのね?
 
 (主人公、頷いて去ろうとする)
 
 ***…。
 
 わかっているとは思うけれど…
 道中、気をつけなさい。
 
 (主人公、頷いて去る。アスティア、背を向ける)
 
 支度が済んだら
 すぐに出て行ってしまうのね…。
 あの子も変わらないわ。
 
 (アスティア、家の隅に向かって)
 
 …いつまで気配を消している気?
 
 (バルザー登場)
 
 バルザー
 「幸せそうだな。
 …アスティア。」
 
 …そうね。
 バルザー。
 
 バルザー
 「我らの使命は終わった。
 次の眠りはおそらく
 永遠のものとなるだろう。
 それでも、幸せといえるのか?」
 
 ええ。
 
 暖かい日の光…
 愛すべき隣人達…
 豊かな大地の恵み…
 そして、
 世界で一番誇らしくて…
 世界で一番愛らしいあの子…。
 
 それより他に何もない永遠と
 引き換えになんてできないわ。
 
 宿命も運命も全てを捨て…
 新しい時代がくる。
 
 私はその到来を告げるため、
 この世界に生まれたのかもしれない。
 
 バルザー
 「…そうだな。」
 
 (バルザー、背を向け去ろうとする)
 
 行くの?
 
 バルザー
 「ああ…。
 エスリンに会う前に
 するべきことがあってな。
 
 さらばだ、告げる者よ。
 新たな時代に幸多からんことを
 祈っている。」
 
 (バルザー、去る)
 
 大丈夫よ。
 あの子のいる世界、
 あの子達の築く世界だもの…
 
 幾千万の意思がその幸せを祈る
 新しい時代なんですもの…。
 
 
 Fin.