[[エンディング一覧]]

***オイフェED  生きることと、探すこと [#y672fffa]

:場所:街道~
(ダークエルフの吟遊詩人がならず者たちに襲われている)~
吟遊詩人:~
「やめろ! 俺は、何もしちゃいない!」~
ならず者:~
「ふざけるな、ダークエルフめ!~
顔を白く塗れば、吟遊詩人としてまかり通るってのかよ!」~
頬に傷あるならず者:~
「そうだぜ。どの道、エルフに見つかりゃ、命はないのさ。~
てめえらダークエルフは、エルフ族の恥だからなあ!」~
ならず者:~
「てめえのような闇落ちが、前の戦乱を引き起こしやがったんじゃねえか。~
バケモノめ、生かしちゃおけるか。やれっ!」~
(突然、後ずさるならず者たち)~
ならず者:~
「うっ…!?」~
頬に傷あるならず者:~
「て、てめえは…!」~
(視点、街道左に移動。武器を構えたオイフェと主人公、登場)~
オイフェ:~
「…立ち去れ。~
聞こえないのか?~
我が閃光の弓は、七つの山を越えた先から、~
貴様の眉間を貫くことができるぞ。」~
(視点、街道右に移動。後ずさるならず者たち)~
ならず者:~
「まま、まさかあいつ… 鉄火姫オイフェか!?」~
頬に傷あるならず者:~
「やべえ、逃げるぞっ!」~
(ならず者たち、走り去る。よろめいて起き上がる吟遊詩人。~
オイフェと主人公、吟遊詩人に近づく)~
吟遊詩人:~
「た、助かりました。~
もう少しでアキュリースにたどり着けるというところで、~
ボロが出るとは思っていなかったもので…。」~
オイフェ:~
「アキュリースに、何をしに行く?」~
吟遊詩人:~
「………。」~
オイフェ:~
「答えられないようなことか。~
ならば、やめておいた方がいい。~
本当に、エルフ族の恥になる。~
…行くわよ、(主人公)。」~
(吟遊詩人に背を向けるオイフェ。~
吟遊詩人に話し掛ける主人公。~
主人公に首を振り、うなだれる吟遊詩人。)~
吟遊詩人:~
「…軽々しく言ってくれる。~
あんたに何がわかる? 人間のあんたに…!」~
(振り返りざまに、吟遊詩人を殴るオイフェ。~
吟遊詩人、倒れる。)~
オイフェ:~
「その答え、自分で考えるといいわ。~
考えている間は、生きることができる。~
真剣に考えている間は、憎しみを忘れることができる。~
そして、その答えが見つかった時、~
私たちは、あなたの味方になることができる…。」~
吟遊詩人:~
「………。」~
(主人公、オイフェにうなずく。~
オイフェ、再び吟遊詩人に背を向ける。)~
オイフェ:~
「闇に落ちても、人は孤独になったわけではないわ。~
大事なことは、生きること。~
そして、探すこと。~
理解者は、あなたが考えているより、すぐそばにいるものよ。」~
~
(画面、そのままセピア色に。)
~
FIN