[[エンディング一覧]]

***アイリーンED　戻ってきた日常 [#h2c3e56b]
 （真っ暗な画面、アイリーンのモノローグ）
 
 アイリーン
 「(主人公)・・・。」
 「私の、(主人公)・・・。」
 
 （場面転換。画面は相変わらず真っ暗）
 
 アイリーン
 「(主人公)、起きて・・・。」
 「起きなさい、(主人公)！
 　もう、お昼よ！」
 
 （ドサッという物音。アイリーン家の一室、ベッドの横に尻餅をついている主人公とそれを見下ろすアイリーン。)
 
 アイリーン
 「何してるのよ、(主人公)。
 　ベッドから落ちたりして。」
 「ほんっとに、いつまでたっても
 　変わらないわねぇ。」
 
 （主人公、起き上がってアイリーンの方を向く）
 
 アイリーン
 「おはよう、(主人公)。
 　どう？目は覚めた？」
 
 （主人公、頷く。）
 
 アイリーン
 「それじゃ、さっさと行くわよ。
 　はやく準備しなさい。」
 「あ、ちゃんと服を着替えないとダメよ。
 　外で待ってるから、すぐに準備を
 　すませること。いいわね？」
 
 （主人公、頷く。それを見てアイリーンも頷く。アイリーン、部屋の外へ駆け出す。）
 
 （アイリーン家、居間。主人公が部屋から出て来た所へアイリーンの母が声を掛ける。）
 
 アイリーンの母
 「あら、(主人公)。
 　目が覚めたみたいね。
 　朝ご飯はできてるわよ。」
 
 （主人公、事情を説明する。）
 
 アイリーンの母
 「アイリーンが待ってるから
 　朝ご飯を食べていく時間がない？
 　ふふ、仕方ないわね。」
 「それじゃ、行ってらっしゃい。
 　(主人公)、ほどほどにね。」
 
 （主人公、頷き家の外へ駆け出す。）
 
 アイリーンの母
 「あの日・・・。アイリーンと
 　(主人公)が町を出た
 　あの日・・・。」
 「ふたりがこっそりと出ていくのを、
 　黙って見送ってしまったことを
 　何度も後悔したけれど・・・。」
 「でも、あの子たちは
 　帰ってきてくれた。
 　この家に・・・。」
 「あのころと変わらない毎日。
 　でも、こんなにうれしいことはないわ。」
 
 （アイリーンの母、天を仰ぐ。）
 
 アイリーンの母
 「ね、あなた・・・。」
 
 （アイリーン家の外。出てきた主人公にアイリーンが声を掛ける。）
 
 アイリーン
 「来たわね、(主人公)。
 　言っておくけど、今日こそは
 　絶対に一本取ってみせるわ！」
 「あなたから一本取るまで
 　王宮の近衛騎士の任務は
 　受けないって決めてるんだから。」
 「ほら、さっさと道場に行くわよ。」
 
 （オッシの道場に駆け込む二人。画面暗転、アイリーンのモノローグ。）
 
 アイリーン
 「あのころと変わらない毎日・・・。」
 「ううん、今では私が
 　(主人公)の背中を
 　追いかけてる・・・。」
 「でも、それ以外は同じ。
 　私は帰ってきたんだ。
 　この町に・・・。」
 「私の一番大切な、あのころに・・・。」
 
 （打撃音。オッシの道場。オッシとゴブゴブ団の見守る中、アイリーンが主人公の攻撃で尻餅をつく。）
 
 アイリーン
 「うぅ・・・参った。」
 
 オッシ
 「よし、それまで。
 　(主人公)の勝ちだ。」
 
 ガント
 「さすがゴブ。
 　これで(主人公)の
 　78連勝ゴブ！」
 
 （アイリーン、立ち上がる。マルーン、アイリーンの傍へ。）
 
 マルーン
 「アイリーン、
 　もうやめた方がいいゴブよ。」
 「一本とれなくったって、
 　(主人公)はアイリーンの
 　よさをちゃんとわかっているゴブ。」
 
 アイリーン
 「っるさいわね！
 　なれなれしく、アイリーンなんて
 　呼ばないでよ！」
 「だいたい、なんであんたたちが
 　ここにいるのよ！
 　他はあのころとみんな一緒なのに！」
 
 ガント
 「我々はオッシ先生に
 　弟子入りした身ゴブ。
 　アイリーンとは兄弟弟子ゴブ。」
 
 （マルーン、大きく頷く。）
 
 アイリーン
 「うぅ・・・。
 　こいつらと兄弟弟子だなんて・・・。」
 
 オルナット
 「そんなことはどうでもいいから
 　はやくメシが食いたいゴブ。」
 
 アイリーン
 「っるさい！」
 
 （アイリーン、オッシの方を向く）
 
 アイリーン
 「先生、また今日も
 　稽古をつけてください！」
 「明日こそ、(主人公)から
 　一本取ってみせます！」
 
 （オッシ、少し後ずさる）
 
 オッシ
 「うげっ！またか？
 　もう勘弁してくれよ。
 　お前の方が俺より強いじゃねえか。」
 
 アイリーン
 「この町で私と互角に打ち合えるのは
 　先生くらいしかいないんです。
 　だから、お願いします！」
 
 オッシ
 「とほほ・・・。」
 
 （オッシ、肩を落とす。アイリーン、主人公の方を向く）
 
 アイリーン
 「(主人公)。
 　明日は絶対に負けないわよ！」
 
 （主人公、頷く。）
 Fin.
※台詞表示枠にアイリーンのグラフィックが
表示されていない箇所は、アイリーンのモノローグとして表記しました。