***ロイED　世界を癒す手 [#b4484fd0]

ロイ

「どうだ、シェスター？

精霊は、

呼びかけに答えてくれているか？」


シェスター

「ええ…まだとても弱々しいけれど、

回復のきざしはあるわ。」
 ロイ
 

シェスター

「これ以上傷つかないように

手入れを怠らなければ、きっと…」
 「どうだ、シェスター？
 

（主人公、走ってくる）

 精霊は、
 
ロイ

「そっちはどうだった、×××？

精霊の息吹を

感じられそうな場所は見つかったか？」


（主人公、項垂れ、首を横に振る）

 呼びかけに答えてくれているか？」
 
ロイ

「そうか…。

前の戦乱で、被害を受けたのは、

人々ばかりではない。」

 
ロイ

「魔法の乱発によって、幾千万の

精霊がこの世から消滅してしまった。」
 シェスター
 

ロイ

「精霊たちの数が減れば、

じき大地はうるおいを失い、

樹木は枯れてゆく…。」
 「ええ…まだとても弱々しいけれど、
 

ロイ

「そうだったな、シェスター？」
 回復のきざしはあるわ。」
 

シェスター

「ええ、ロイ。

一見すこやかに見えるこの森も、

私には、以前と同じ場所とは思えない。」

 
シェスター

「精霊たちが、弱りきっているのね…」

 シェスター
 
（主人公、項垂れる）

 「これ以上傷つかないように
 
ロイ

「×××…」

 手入れを怠らなければ、きっと…」
 
（主人公、ロイに語りかける）

 
ロイ

「なるほどな…

誰がつぐないをするべきかといえば、」

 （主人公、走ってくる）
 
ロイ

「戦乱を戦い抜いた

私たちの他にはいないだろうな…」

 
ロイ

「だが、×××。

つぐなうというのは、

この場合、どうすることなのだろうか？」
 ロイ
 

シェスター

「ロイ…」

 「そっちはどうだった、×××？
 
（ロイ、主人公に背を向け）


ロイ

「精霊たちの死をいたみ、

嘆き悲しみ、

謝るばかりが方法ではない。」


ロイ

「私は、シェスターに、

そのことを教わったつもりだ。」


（ロイ、振り返って手を伸ばす）


ロイ

「精霊たちを傷つけたのは、

間違いなく、私たちのこの手だ。」


ロイ

「しかしまた、この手は、

精霊たちを癒す手伝いもできる…」


ロイ

「そうすることが、彼らに対して、

何よりのつぐないに

なるのではないだろうか？」


（主人公頷き、ロイも頷く）


シェスター

「ありがとう、×××。

あなたが私たちの考えに

賛同してくれて、とても頼もしい。」


ロイ「ああ、そうだな。

私たちには希望がある。」


ロイ

「そう信じられることは

うれしいことだな…」


シェスター

「続けましょう、ロイ、×××。

世界のために、

私たちの未来のために、ね。」


ロイ

「ああ！」
 精霊の息吹を
 

 感じられそうな場所は見つかったか？」
 
 
 （主人公、項垂れ、首を横に振る）
 
 
 ロイ
 
 「そうか…。
 
 前の戦乱で、被害を受けたのは、
 
 人々ばかりではない。」
 
 
 ロイ
 
 「魔法の乱発によって、幾千万の
 
 精霊がこの世から消滅してしまった。」
 
 
 ロイ
 
 「精霊たちの数が減れば、
 
 じき大地はうるおいを失い、
 
 樹木は枯れてゆく…。」
 
 
 ロイ
 
 「そうだったな、シェスター？」
 
 
 シェスター
 
 「ええ、ロイ。
 
 一見すこやかに見えるこの森も、
 
 私には、以前と同じ場所とは思えない。」
 
 
 シェスター
 
 「精霊たちが、弱りきっているのね…」
 
 
 （主人公、項垂れる）
 
 
 ロイ
 
 「×××…」
 
 
 （主人公、ロイに語りかける）
 
 
 ロイ
 
 「なるほどな…
 
 誰がつぐないをするべきかといえば、」
 
 
 ロイ
 
 「戦乱を戦い抜いた
 
 私たちの他にはいないだろうな…」
 
 
 ロイ
 
 「だが、×××。
 
 つぐなうというのは、
 
 この場合、どうすることなのだろうか？」
 
 
 シェスター
 
 「ロイ…」
 
 
 （ロイ、主人公に背を向け）
 
 
 ロイ
 
 「精霊たちの死をいたみ、
 
 嘆き悲しみ、
 
 謝るばかりが方法ではない。」
 
 
 ロイ
 
 「私は、シェスターに、
 
 そのことを教わったつもりだ。」
 
 
 （ロイ、振り返って手を伸ばす）
 
 
 ロイ
 
 「精霊たちを傷つけたのは、
 
 間違いなく、私たちのこの手だ。」
 
 
 ロイ
 
 「しかしまた、この手は、
 
 精霊たちを癒す手伝いもできる…」
 
 
 ロイ
 
 「そうすることが、彼らに対して、
 
 何よりのつぐないに
 
 なるのではないだろうか？」
 
 
 （主人公頷き、ロイも頷く）
 
 
 シェスター
 
 「ありがとう、×××。
 
 あなたが私たちの考えに
 
 賛同してくれて、とても頼もしい。」
 
 
 ロイ「ああ、そうだな。
 
 私たちには希望がある。」
 
 
 ロイ
 
 「そう信じられることは
 
 うれしいことだな…」
 
 
 シェスター
 
 「続けましょう、ロイ、×××。
 
 世界のために、
 
 私たちの未来のために、ね。」
 
 
 ロイ
 
 「ああ！」
 
 
 Fin.