[[エンディング一覧]]

***ネメアED 二人の勇者 [#b4484fd0]

 オルファウス
 「そうですか。あの子とともに、
 この海の向こうを目指しますか。
 
 (主人公、頷く)
 
 ふふふ、あの子が、
 自分の旅に他人を誘うなんて、
 本当に珍しい。
 
 いや、ひょっとしたら、
 あの子が***の旅に
 ついていくということなのかも
 しれませんね。
 
 今だから言いますが、あの子は、
 内心いつも悩んでいました。
 その、どこか近寄りがたいような
 雰囲気のせいもありますが…。
 
 これまでネメアが要求されてきたものは、
 その名の重みであるとか、
 卓越した強さであるとか…
 何にせよ、ネメアという人間
 そのものではないことが多かった。
 
 強くあるということは、
 同時につらいことでもあり、
 強いまま生き続けるというのは、
 とても難しいことなのです。
 
 …いや、それは、あなたが一番よく
 知っていることですね、
 ***?
 
 (主人公、頷く)
 
 あなたと出会えて、あの子は、
 心のくびきからようやく
 解き放たれようとしているのでしょう。
 この一連の戦いで何かを
 得たというのは、
 あの子も一緒だったというわけです。」
 
 (ネメア登場)
 
 ***、そろそろだ。
 
 (主人公、頷く)
 
 …父よ、何と言おうが、
 あの時死のうとしていた私を救い、
 育ててくれたのは、あなただ。
 そのことには感謝している。
 
 しかし、この旅に出れば、
 もうあなたには…。
 
 オルファウス
 「ふふ、今度こそ、
 お土産を待っていますよ、ネメア。」
 
 ………………。
 
 フッ、あなたらしい別れの言葉だ。
 
 では行こうか、***。
 行ける限り、地の果てまでも。
 
 (主人公、オルファウスを見ながら大きく頷く)
 
 Fin.