[[エンディング一覧]]

***フゴー夫妻ED 世界一の冒険家 [#i6a501e6]

 (フゴーの屋敷内にて)
 
 ダイダロ
 「これは、実に素晴らしい!
 この尋常でない色あい、デザイン…
 まさにガルドの頭飾り、
 本物に間違いありません。
 良い値で買い取らせていただきます。」
 
 (主人公頷く。ダイダロ、フゴーの方を見る)
 
 いつもながら
 ***の手際は見事じゃのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 (主人公、ダイダロのほうを見る)
 
 ダイダロ
 「私などが言うまでもなく、
 ***様は、世界でも
 超一流の冒険家でいらっしゃいます。
 …フゴー様、よい機会、
 例のものも依頼なさってみては?」
 
 ほぉぉ、例のものをのぉ。
 しかし、あれはのぉ。
 無理じゃのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 (主人公考え込む。ダイダロ、主人公の方へ向き直る)
 
 ダイダロ
 「失礼いたしました。
 ***様、では、お礼を…。
 
 (ダイダロ、お礼を渡す。主人公、何かを聞く)
 
 例のもの、でございますか?
 いえ、それは…。」
 
 (ダイダロ、フゴーの方を見る)
 
 ***が聞きたいのなら、
 仕方がないのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 (ダイダロ、主人公へ向き直る)
 
 ダイダロ
 「わかりました、
 お話しいたしましょう。
 
 竜の牙というものを、
 ご存知ですか?
 
 (主人公、考えて首を振る)
 
 いかにも、世界にまたとない、
 知られざる宝物です。
 どんな劫火にも焼かれることなく、
 この世のどんな物質をもってしても
 傷ひとつつけることができない
 という代物…。
 
 古代、
 王たちは国を売ってでも
 手に入れたいと言われたとか。」
 
 欲しいのぉ。
 竜の牙、手に入れてみたいのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 ダイダロ
 「しかし、それがどこにあるか、
 どんなものなのかすらも
 伝わってはいません。
 大変なご苦労になるでしょうし、
 おそらく…。
 
 それでもお探しになりますか?」
 
 (主人公頷く)
 
 さすがは***だのぉ。
 世界一の冒険家だのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 (ダイダロ、頷く)
 
 ダイダロ
 「フゴー様の
 おっしゃるとおりでございます。
 危険な旅…
 ***様、どうかご無事で。
 
 (主人公、頷き走り去る。ダイダロ、フゴーの方へ向く)
 
 フゴー様、
 ***様は、
 無事に竜の牙を手に入れ、
 戻られるでしょうか?」
 
 まったくわからんのぉ。
 今まで、何十人も行ったがのぉ、
 生きて帰ってきた者が、
 ひとりもおらんからのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 ダイダロ
 「なるほど。
 しかし、それでも冒険へとおもむく。
 それが世界一の冒険者…。」
 
 どえらいのぉ。
 たいしたもんじゃのぉ。
 
 ほーっほっほっ、
 そーですわねー。
 
 ほーっほっほっ。
 
 (フゴー&フゴー夫人、立ち上がって笑う)
 
 Fin.